本日の結果一覧
日本時間7月3日には決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)が3試合行われた。欧州王者スペインはポゼッション率64%で圧倒し、ミケル・オヤルサバルの2ゴールなどでオーストリアを3-0で下してベスト16進出を決めた。ポルトガルは長い追加時間の末、途中出場のゴンサロ・ラモスが90+4分に決勝ヘディングを叩き込みクロアチアを2-1で下し、C・ロナウドとルカ・モドリッチという両レジェンドの激突を制した。スイスは3バックへの奇策が的中し、アルジェリアを2-0で撃破。1938年大会以来88年ぶりとなる決勝トーナメントでの勝利を挙げた。
3 – 0
オーストリア
2 – 1
クロアチア
2 – 0
アルジェリア
試合レポート
スペイン 3-0 オーストリア
ラウンド32、欧州王者スペインがオーストリアを3-0で下しベスト16進出を決めた。前半36分にミケル・オヤルサバルが先制すると、後半66分には代表初出場のペドロ・ポロが見事なヘディングで追加点。終盤89分にも再びオヤルサバルがゴールを奪い、試合を決定づけた。ラルフ・ラングニック監督率いるオーストリアは下馬評を覆す3バックの奇策で臨み、前半18分にはミヒャエル・グレゴリッチュが決定機を迎えるなどハイプレスで応戦したが、ポゼッション率64%を記録したスペインの前に最後まで得点を許した。
得点経過
36′ ミケル・オヤルサバル(スペイン)— ライン間での鋭い動きから先制ゴールを記録。
66′ ペドロ・ポロ(スペイン)— 右サイドからの果敢な攻撃参加で代表初ゴールとなるヘディングを決める。
89′ ミケル・オヤルサバル(スペイン)— この日2点目となるゴールで試合を決定づけた。
試合のハイライト
スペインは4-3-3で入り、ラミン・ヤマルが開始59秒からシュートを放つなど立ち上がりから積極的に攻め立てた。前半にはマルク・ククレジャがゴールネットを揺らす場面もあったが、キーパーへのファウルが認められゴールは取り消された。それでも36分にオヤルサバルが冷静に先制点を記録。オーストリアはラングニック監督が下馬評の4バックを覆す3バックで対抗し、グレゴリッチュが好機を作るなどハイプレスで応戦したが、後半66分にペドロ・ポロが代表初ゴールとなるヘディングで突き放すと、89分にもオヤルサバルが追加点を挙げてスペインが完勝した。GKウナイ・シモンはこの試合を無失点で終え、イケル・カシヤスの持つ代表記録を更新する4試合連続クリーンシートを達成した。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはミケル・オヤルサバル(スペイン)。2ゴールの圧巻の決定力でチームの快勝を牽引し、LiveScoreの採点でも8.7という最高評価を獲得した。
スペイン 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| ミケル・オヤルサバル(FW) | 8.7 | 2得点の決定力とライン間での動きで文句なしのMOMに選出された。 |
| ペドロ・ポロ(DF) | 8.0 | 右サイドを支配し、値千金のヘディングで代表初ゴールを記録した。 |
| ラミン・ヤマル(FW) | 7.8 | 開始59秒からシュートを放つなど右サイドから常に脅威を与え続けた。 |
オーストリア 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| アレクサンダー・シュラーガー(GK) | 7.2 | 3失点を喫したが再三のビッグセーブでチームの大敗を防いだ。 |
| ダヴィド・アラバ(DF、C) | 6.8 | 3バックの中央で統率し、85分にはゴールライン上での決死のクリアを見せた。 |
| コンラート・ライマー(MF) | 6.5 | ヤマルの対応に追われながらも右サイドで粘り強い守備を披露した。 |
ポルトガル 2-1 クロアチア
ラウンド32、C・ロナウド率いるポルトガルとルカ・モドリッチ率いるクロアチアという両レジェンドの激突は、長い追加時間までもつれる死闘となった。後半53分にイヴァン・ペリシッチが豪快なボレーでクロアチアが先制すると、68分にはコーナーキックの流れからのVAR判定でポルトガルにPKが与えられ、クリスティアーノ・ロナウドが冷静に沈めて同点とした。試合は10分を超える大幅なアディショナルタイムに突入し、90+4分に途中出場のゴンサロ・ラモスがラファエル・レオンのクロスに頭で合わせて劇的な決勝点を記録。ポルトガルが2-1で勝利しベスト16進出を決めた。
得点経過
53′ イヴァン・ペリシッチ(クロアチア)— 豪快なボレーシュートで先制。
68′ クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)— VARの末に与えられたPKを冷静に沈めて同点。
90+4′ ゴンサロ・ラモス(ポルトガル)— レオンのクロスに頭で合わせた劇的な決勝点。
試合のハイライト
試合前、1年前に亡くなった元ポルトガル代表ディオゴ・ジョタへの追悼が国歌斉唱時に捧げられ、ロナウドが涙ぐむ場面があった。試合はポルトガルが前半に決定機を逃す展開となり、後半53分にクロアチアのペリシッチが豪快なボレーで先制。しかし68分、コーナーキックの流れでクロアチアのヴラシッチがレナト・ヴェイガを倒したとしてVARレビューの末にPKが与えられ、ロナウドがこれを沈めて同点に追いついた。試合は10分を超える大幅なアディショナルタイムにもつれ込み、90+4分に途中出場のゴンサロ・ラモスがレオンのクロスに頭で合わせて決勝点を記録。さらに終盤、クロアチアのグヴァルディオルが同点かと思われたゴールを決めたが、VARと精密な映像判定の結果、アシストしたパシャリッチの位置がオフサイドと判定されゴールが取り消されるという、数ミリ単位の判定に会場が騒然とするシーンもあった。ロナウドは試合後、ジョタの背番号21のシャツを着用して勝利を祝い、モドリッチにとっては最後のW杯となる可能性がある一戦に幕を閉じた。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはゴンサロ・ラモス(ポルトガル)。途中出場から劇的な決勝ヘディングゴールを叩き込み、チームをベスト16に導いた。
ポルトガル 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| ゴンサロ・ラモス(FW、途中出場) | 8.5 | 途中出場から劇的な決勝ヘディングを決めた文句なしの主役。 |
| クリスティアーノ・ロナウド(FW、C) | 7.8 | プレッシャーのかかるPKを沈め、自身のW杯の夢をつなぎ止めた。 |
| ラファエル・レオン(FW) | 7.5 | 決勝点となったクロスのアシストに加え、前半にもクロスバー直撃のシュートを放つなど躍動した。 |
クロアチア 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| イヴァン・ペリシッチ(MF) | 8.0 | 完璧なボレーで先制ゴールを記録し、左サイドで驚異的なパフォーマンスを見せた。 |
| ルカ・モドリッチ(MF、C) | 7.2 | 中盤で気高きタクトを振り続け、最後のW杯となるかもしれない一戦で全力を尽くした。 |
| ドミニク・リヴァコヴィッチ(GK) | 7.0 | 前半のポルトガルの猛攻を食い止め、チームに勇気を与えた。 |
スイス 2-0 アルジェリア
ラウンド32、ムラト・ヤキン監督が下馬評の4バックから急遽3バックへ切り替える奇策を敢行したスイスが、アルジェリアを2-0で下した。前半10分、若手ヨハン・マンザンビが左サイドを突破して完璧なクロスを供給すると、ブレール・エンボロが冷静に流し込み先制。後半開始直後の46分にはウイングバックのダン・エンドイェが技ありのフィニッシュを決めて突き放した。スイスにとってW杯決勝トーナメントでの勝利は1938年大会以来88年ぶりとなる歴史的な白星となった。
得点経過
10′ ブレール・エンボロ(スイス)— マンザンビの完璧なクロスに冷静に合わせて先制。
46′ ダン・エンドイェ(スイス)— 後半開始直後、技ありのフィニッシュで追加点。
試合のハイライト
スイスはヤキン監督が下馬評の4バックから3-4-2-1へ急遽システムを変更するサプライズで臨み、これが的中した。前半10分、期待の若手ヨハン・マンザンビが左サイドを韋駄天のごとく突破して完璧な低空クロスを供給すると、ブレール・エンボロが中央で冷静に流し込み先制。後半開始直後の46分にはウイングバック起用されたダン・エンドイェが技ありのフィニッシュを決めて2点目を記録し、アルジェリアの出鼻をくじいた。かつてマンチェスター・シティで同僚だったマニュエル・アカンジは、50分にリヤド・マフレズの決定的なシュートを身を挺してブロックするなど鉄壁の守備を披露。ウラジミール・ペトコヴィッチ監督率いるアルジェリアはマフレズやアワールを中心に攻勢をかけたが、スイスの強固な3バックに最後まで封じ込められた。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはヨハン・マンザンビ(スイス)。左サイドを支配し、電光石火の突破から先制点を見事にアシストした。
スイス 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| ヨハン・マンザンビ(MF) | 8.0 | 先制点をもたらした電撃的なアシストをはじめ、推進力でアルジェリアを終始圧倒した。 |
| ダン・エンドイェ(MF) | 7.8 | 後半開始直後の2点目で勝利を決定づけ、走守において抜群の存在感を示した。 |
| マニュエル・アカンジ(DF) | 7.5 | 3バックの中央で鉄壁の壁となり、マフレズの決定機を完璧に阻止した。 |
アルジェリア 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| リヤド・マフレズ(MF、C) | 7.0 | キャプテンとして最もクリエイティブな輝きを放ち、スイス守備陣のマークを一身に浴びた。 |
| フセム・アワール(MF) | 6.8 | 中盤で複数のチャンスを創出し、遠距離からのシュートでGKコベルを脅かした。 |
| リュカ・ジダン(GK) | 6.5 | 今大会からスタメンに起用され、2失点はしたもののスイスのさらなる追加点を防いだ。 |
ラウンド16の対戦カード
ラウンド32を勝ち上がったスペイン、ポルトガル、スイスの次戦が決まっている。
| 対戦カード | 日程・会場 |
|---|---|
| スペイン vs ポルトガル | 7月7日/ダラス・スタジアム |
| スイス vs コロンビアまたはガーナ | 7月8日/バンクーバー・スタジアム |

翌日(7月4日)の見どころ
注目カード
アルゼンチン vs カーボベルデ(ラウンド32 / マイアミ・スタジアム)
7月4日にはラウンド32の残り3試合、オーストラリア vs エジプト(ダラス・スタジアム)、アルゼンチン vs カーボベルデ(マイアミ・スタジアム)、コロンビア vs ガーナ(トロント・スタジアム)が行われる。最大の注目は世界王者アルゼンチンとダークホースのカーボベルデが対戦する一戦で、大会得点王争いのトップに立つリオネル・メッシがベスト16進出に向けてどのような輝きを見せるかに世界の視線が集まる。またコロンビア対ガーナの勝者は、次戦でスイスと対戦することになる。
本日のまとめ
日本時間7月3日に行われたラウンド32の3試合では、欧州王者スペインがミケル・オヤルサバルの2ゴールなどでオーストリアに3-0の完勝。C・ロナウドとルカ・モドリッチという両レジェンドが激突したポルトガル対クロアチアは、長い追加時間の末に途中出場のゴンサロ・ラモスが90+4分に決勝ヘディングを決め、ポルトガルが2-1で辛勝した。スイスはヤキン監督の3バックへの奇策が的中し、アルジェリアを2-0で下して1938年大会以来88年ぶりとなる決勝トーナメントでの勝利を挙げた。
翌7月4日には大会得点王争いトップのメッシ擁するアルゼンチンとカーボベルデの一戦など、ラウンド32の残り3試合が行われる。

元サッカー部。日韓W杯2002年から全大会リアルタイム観戦、
観戦歴20年以上。国際公認スタッツ(API-Football)と
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