本日の結果一覧
日本時間6月29日・30日(現地時間6月28日・29日)には決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)が行われ、4試合が消化された。共同開催国カナダはエウスタキオのロスタイム弾で南アフリカを下し史上初のベスト16進出を決め、ブラジルは佐野海舟の先制点で苦しめられながらもマルティネッリのロスタイムゴールで日本を逆転した。ドイツとオランダはともに延長戦の末にPK戦へもつれ込み、それぞれパラグアイ、モロッコに敗れる大波乱となった。
0 – 1
カナダ
2 – 1
日本
1 – 1
(PK 3-4)
パラグアイ
1 – 1
(PK 2-3)
モロッコ
試合レポート
南アフリカ 0-1 カナダ
ラウンド32、共同開催国カナダが南アフリカを1-0で下し、史上初のベスト16進出を決めた。カナダは試合を通じて圧倒的に攻め込んだが、南アフリカのGKウィリアムズの好セーブに阻まれ無得点が続いた。試合はロスタイムにもつれ込み、90+2分にスティーブン・エウスタキオがペナルティエリア外から見事なボレーシュートを叩き込み、母国に歴史的な勝利をもたらした。
得点経過
90+2′ スティーブン・エウスタキオ(カナダ)— ペナルティエリア外からのボレーシュートでロスタイムの決勝点。
試合のハイライト
カナダは4-4-2でブキャナン、デイヴィッドらを並べる布陣で南アフリカを攻め立て続けたが、南アフリカのGKウィリアムズが再三の好セーブで無失点を保った。試合は0-0のままロスタイムに突入したが、90+2分にエウスタキオがペナルティエリア外から放ったボレーシュートが決まり、カナダが土壇場で史上初のベスト16進出を決めた。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはスティーブン・エウスタキオ(カナダ)。決勝点のボレーシュートが高く評価され選出された。
カナダ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| スティーブン・エウスタキオ(MF) | 8.7 | ロスタイムに決勝のボレーシュートを記録し、MOMに選出された。 |
| マキシム・クレポー(GK) | 7.7 | 南アフリカの攻撃を最後まで無失点で防いだ。 |
| リッチー・ラリア(DF) | 7.6 | 最終ラインで安定した守備を見せた。 |
南アフリカ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| クリソ・ムダウ(DF) | 7.7 | 最終ラインでカナダの猛攻を粘り強く防いだ。 |
| オーブリー・モディバ(DF) | 7.7 | 守備で奮闘しチームを最後まで支えた。 |
| スフェフェロ・シトホール(MF) | 7.6 | 中盤でカナダの攻撃の出どころを抑えようと尽力した。 |
ブラジル 2-1 日本
ラウンド32、ブラジルが日本を2-1で下しベスト16に進出した。前半29分、日本の佐野海舟が先制点を奪いブラジルを大いに苦しめたが、後半56分にカゼミーロが同点に追いつくと、試合はロスタイムにもつれ込んだ。最後はアディショナルタイム90+5分、ガブリエウ・マルティネッリが土壇場の逆転ゴールを決め、日本の快進撃に終止符を打った。
得点経過
29′ 佐野海舟(日本)— 前半に先制点を記録。
56′ カゼミーロ(ブラジル)— 後半に同点ゴール。
90+5′ ガブリエウ・マルティネッリ(ブラジル)— アディショナルタイムに逆転の決勝点。
試合のハイライト
日本は3-4-2-1で鎌田大地、中村敬斗らを並べる布陣でブラジルに挑み、前半29分に佐野海舟が先制点を記録してブラジルを苦しめた。ブラジルは4-3-3でカゼミーロ、パケタらが中盤を構成し、後半56分にカゼミーロが同点に追いつくと試合は緊迫した展開が続いた。決着がついたのはアディショナルタイム90+5分、途中出場のガブリエウ・マルティネッリが逆転ゴールを決め、ブラジルが辛くもベスト16進出を決めた。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはカゼミーロ(ブラジル、FIFA公式選出)。同点ゴールに加え中盤でチームを牽引した。日本側は先制点を記録した佐野海舟が高評価を得た。
ブラジル 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| ブルーノ・ギマランイス(MF) | 8.4 | 中盤でゲームをコントロールし、勝利に貢献した。 |
| カゼミーロ(MF) | 8.4 | 同点ゴールを記録しFIFA公式MOMに選出された。 |
| ガブリエウ・マガリャンイス(DF) | 8.4 | 最終ラインで日本の攻撃を粘り強く防いだ。 |
日本 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| 佐野海舟(MF) | 7.5 | 前半に先制ゴールを記録し、ブラジルを大いに苦しめた。 |
| 鈴木彩艶(GK) | 7.0 | ブラジルの猛攻を再三のセーブで防いだ。 |
| 冨安健洋(DF) | 7.0 | 最終ラインで攻守にわたり安定感を見せた。 |
ドイツ 1-1 パラグアイ(PK 3-4)
ラウンド32、ドイツとパラグアイが1-1のまま延長戦に突入し、PK戦の末にパラグアイが3-4で勝利する大波乱となった。前半42分にパラグアイのフリオ・エンシソが先制すると、後半54分にドイツのカイ・ハフェルツが同点に追いついた。延長戦ではドイツのヨナタン・ターが勝ち越しのヘディングを決めたが、ビルドアップ段階でのファウル判定によりVARでノーゴールとなり、大きな波紋を呼んだ。最終的にPK戦ではドイツのハフェルツ、ヴォルテマーデ、ターの3人が失敗し、パラグアイがGKオーランド・ギルの活躍もあって勝利を収めた。
得点経過
42′ フリオ・エンシソ(パラグアイ)— 前半に先制点を記録。
54′ カイ・ハフェルツ(ドイツ)— 後半に同点ゴール。
試合のハイライト
ドイツは4-2-3-1でヴィルツ、サネらを前線に並べる布陣でパラグアイに挑んだが、前半42分にエンシソに先制を許した。後半54分にハフェルツが同点に追いつき試合は延長戦へ。延長戦ではドイツのヨナタン・ターが勝ち越しとなるヘディングを決めたが、ビルドアップの段階でドイツのヴァルデマール・アントンがパラグアイのGKギルに対してファウルを犯したとVARが判定しノーゴールとなった。この判定は解説者のアラン・シアラー氏らから「GKが自ら倒れ込んだだけの非常にソフトな接触だ」と批判を浴び、大きな論争を呼んだ。最終的にPK戦に突入し、ドイツはハフェルツ、ヴォルテマーデ、ターの3人が失敗。GKオーランド・ギルの活躍もあったパラグアイが3-4で制し、強豪ドイツを撃破する今大会最大級の番狂わせとなった。
注目選手・MOM
最高評価はパラグアイのGKオーランド・ギル。PK戦でのセーブを含む活躍でチームの勝利に大きく貢献した。
パラグアイ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| オーランド・ギル(GK) | 8.7 | PK戦を含む活躍でチームを勝利に導き、最高評価を得た。 |
| ホセ・カナーレ(DF) | 7.9 | 最終ラインでドイツの攻撃を粘り強く防いだ。 |
| マティアス・ガラルザ(MF) | 7.8 | 中盤で攻守にバランスの良い働きを見せた。 |
ドイツ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| フロリアン・ヴィルツ(MF) | 8.4 | 攻撃の中心として躍動したが、チームはPK戦で敗れた。 |
| ヨズア・キミッヒ(MF) | 7.9 | 中盤でゲームをコントロールし続けた。 |
| アントニオ・リュディガー(DF) | 7.8 | 最終ラインで安定感のある守備を見せた。 |
オランダ 1-1 モロッコ(PK 2-3)
ラウンド32、オランダとモロッコが1-1のまま延長戦の末にPK戦に突入し、モロッコが2-3で勝利した。後半72分にオランダのコーディ・ガクポが先制したが、モロッコはロスタイムの90+1分にイッサ・ディオプが劇的な同点ゴールを記録。PK戦ではオランダのクライファート、ティンバー、サマーフィルの3人が失敗し、GKヤシン・ブヌの活躍もあったモロッコが勝利を収めた。
得点経過
72′ コーディ・ガクポ(オランダ)— 後半に先制点を記録。
90+1′ イッサ・ディオプ(モロッコ)— ロスタイムに劇的な同点ゴール。
試合のハイライト
オランダは3-4-2-1でガクポを前線に置く布陣で試合を進め、後半72分にガクポが先制点を記録した。モロッコは4-2-3-1でハキミ、エル・カンヌースらを並べてリードを追う展開となったが、ロスタイム90+1分にイッサ・ディオプが劇的な同点ゴールを決めてPK戦に持ち込んだ。PK戦ではオランダのクライファート、ティンバー、サマーフィルの3人が失敗。GKヤシン・ブヌの活躍とアクラフ・ハキミらの活躍もあったモロッコが2-3で勝利し、2022年大会に続くベスト16進出を果たした。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはモロッコのGKヤシン・ブヌ(PK戦のヒーロー)、および最高評価のアクラフ・ハキミ。
モロッコ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| アクラフ・ハキミ(DF) | 8.0 | 攻守にわたり存在感を見せ、最高評価を獲得した。 |
| ヌサイル・マズラウィ(DF) | 7.9 | サイドからの守備でオランダの攻撃を抑えた。 |
| イッサ・ディオプ(DF) | 7.9 | ロスタイムに劇的な同点ゴールを決め、PK戦への流れを呼び込んだ。 |
オランダ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| バルト・フェルブルッヘン(GK) | 7.9 | 通常時間帯はモロッコの攻撃を抑えていたが、PK戦で敗れた。 |
| クリセンシオ・サマーフィル(MF) | 7.6 | 中盤で攻撃を支えたが、PK戦では失敗した。 |
| コーディ・ガクポ(FW) | 7.2 | 後半に先制ゴールを記録したが、チームはPK戦で敗れた。 |
ラウンド16の対戦カード
ラウンド32を勝ち上がったカナダ、ブラジル、パラグアイ、モロッコの次戦が決まっている。
| 対戦カード | 日程・会場 |
|---|---|
| カナダ vs モロッコ | 7月4日/ヒューストン・スタジアム |
| パラグアイ vs [フランス 対 スウェーデン]の勝者 | 7月4日/フィラデルフィア・スタジアム |
| ブラジル vs [コートジボワール 対 ノルウェー]の勝者 | 7月5日/ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム |
翌日(7月1日)の見どころ
注目カード
アメリカ(USA) vs ボスニア・ヘルツェゴビナ(ラウンド32 / 20:00 サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム)
7月1日にはラウンド32の残り3試合、イングランド vs DRコンゴ(12:00 アトランタ・スタジアム)、ベルギー vs セネガル(16:00 シアトル・スタジアム)、アメリカ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ(20:00 サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム)が行われる。開催国アメリカが地元で迎えるボスニア・ヘルツェゴビナ戦は国民の大きな熱狂を呼ぶ注目カードで、強豪イングランド、ベルギーがアフリカの曲者DRコンゴ、セネガルを相手にどう戦うかも見どころとなる。
本日のまとめ
日本時間6月29日・30日に行われたラウンド32の4試合では、共同開催国カナダがロスタイムの一撃で史上初のベスト16進出を決め、ブラジルは佐野海舟に先制された日本をロスタイムの逆転ゴールで退けた。一方でドイツとオランダはともに延長・PK戦の末に敗退する大波乱となり、ドイツはVARの議論を呼ぶ判定もあってパラグアイに、オランダはGKヤシン・ブヌの活躍もあったモロッコにそれぞれ屈した。決勝トーナメントは早くも波乱含みの様相を見せている。
翌7月1日にはイングランド、ベルギー、開催国アメリカが登場するラウンド32の残り3試合が行われる。

元サッカー部。日韓W杯2002年から全大会リアルタイム観戦、
観戦歴20年以上。国際公認スタッツ(API-Football)と
ブックメーカーオッズをもとにデータで語るW杯分析をお届けします。


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