【W杯2026】6月16日の全試合結果|全4試合が引き分けという歴史的な1日
本日の結果一覧
6月16日はグループG・Hの計4試合が行われました。驚くべきことに、この日の全4試合がすべて引き分けという結果に。W杯で1日に4試合が引き分けに終わるのは1958年以来、実に68年ぶりの珍事です。スコアボックスで一気に振り返ります。
0 – 0
カーボベルデ
1 – 1
エジプト
19′ エマム・アシュール(エジプト)/ 66′ OG ハニー(ベルギー)
1 – 1
ウルグアイ
41′ アル・アムリ(サウジアラビア)/ 80′ マキシ・アラウホ(ウルグアイ)
2 – 2
ニュージーランド
7′ ジャスト(NZ)/ 32′ レザイーアン(イラン)/ 54′ ジャスト(NZ)/ 64′ モヘビ(イラン)
試合レポート
スペイン 0-0 カーボベルデ
今大会の優勝候補筆頭・欧州王者スペインが、W杯初出場のカーボベルデを相手に衝撃のスコアレスドローを喫した。FIFAランキングで65位差という実力差を、カーボベルデが完璧な守備で埋め切った歴史的な一戦となった。
得点経過
両チームともに得点なし。スコアレスドロー(0-0)で終了。
試合のハイライト
カーボベルデが敷いた「5-4-1」の守備ブロックは機能抜群だった。特に前半30分はスペインのCFミケル・オヤルサバルが一度もボールに触れられないほど徹底されていた。スペインはボール支配率74%、シュート27本(枠内7本)、ゴール期待値2.10と圧倒的な数字を残しながら、カーボベルデの46回にも及ぶ決死のクリアと守護神ヴォジーニャのセーブの前にゴールを割れなかった。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチには、カーボベルデのGKヴォジーニャが選出(採点9.0)。枠内7本のシュートをすべてセーブする超人的な活躍で、母国にW杯史上初の勝ち点1をもたらした最大の立役者となった。
スペイン 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| ペドリ(MF) | 8.6 | 高いパス成功率でスペインの中盤を支配したが、最後のフィニッシュには絡めなかった。 |
| マルコス・ジョレンテ(DF) | 7.9 | 攻守両面で安定したパフォーマンス。右サイドを制圧し続けた。 |
| パウ・クバルシ(DF) | 7.9 | 若さを感じさせないビルドアップで攻撃を組み立て続けた。 |
| ミケル・オヤルサバル(FW) | 5.8 | 守備ブロックに完全に消され、ほぼ存在感を出せなかった。 |
カーボベルデ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| ヴォジーニャ(GK) | 9.0 | 枠内7本をすべてセーブ。歴史に名を刻む神がかり的な守護神。 |
| ディネイ・ボルジェス(DF) | 7.8 | 最終ラインの要として波状攻撃に立ちはだかりクリーンシートに貢献した。 |
ベルギー 1-1 エジプト
前半19分にエマム・アシュールの先制弾で主導権を握ったエジプトが、格上ベルギーを長時間苦しめた。エジプトは「強固な守備からカウンター」というゲームプランを忠実に実行し、W杯初勝利に手が届きそうなところまで迫った。
得点経過
19′ エマム・アシュール(エジプト)— エジプトが主導権を握る先制点。
66′ OG ハニー(ベルギー)— ルカク投入直後のファーストプレーで誘発されたオウンゴール。
試合のハイライト
ベルギーは前線3トップの立ち位置を変えながら攻略を図ったが、ちぐはぐな状態が解消されないまま後半へ。転換点となったのは後半21分(66分)のルカク投入だった。ピッチに入った直後のファーストプレーでDFハニーのオウンゴールを誘発し同点。以後は両チームが勝ち越しを狙うオープンな展開となったが、スコアは動かず1-1で終わった。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチには、前半19分に先制ゴールを決めたエジプトのエマム・アシュール(採点7.9)が選出された。格上ベルギー相手の勝ち点獲得に大きく貢献した。
ベルギー 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| ブランドン・メシェレ(DF) | 7.6 | ベルギー最高評価。オープンな展開でもカウンターを封じた守備の要。 |
| ティモシー・カスターニュ(DF) | 7.5 | 右サイドの守備で安定した貢献を見せた。 |
| シャルル・デ・ケテラーレ(FW) | 7.5 | 攻撃でアイデアを見せたが最後のフィニッシュに欠いた。 |
| ロメル・ルカク(FW) | 5.8 | 採点は低いが、投入直後の圧倒的な存在感がOGを誘発して試合を変えた。 |
エジプト 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| エマム・アシュール(MF) | 7.9 | 先制ゴールでMOM。格上相手に堂々とした存在感を示した。 |
| モスタファ・ショウビル(GK) | 7.7 | ベルギーの15本シュートに対して安定したセービングで最少失点に貢献した。 |
サウジアラビア 1-1 ウルグアイ
ボール支配率67%、シュート27本(枠内10本)とウルグアイが圧倒的に攻め続けた一戦。対するサウジアラビアはシュート7本と防戦一方だったが、GKアル・オワイスが9セーブで壁になった。
得点経過
41′ アブドレラ・アル・アムリ(サウジアラビア)— 猛攻を受け続ける中でのリードを奪う先制点。
80′ マキシ・アラウホ(ウルグアイ)— 後半終盤に執念の同点弾を叩き込んだ。
試合のハイライト
サウジアラビアが前半41分に先制し、ウルグアイの猛攻を耐え凌ぎながら勝利に近づいた。しかし後半終盤80分、ウルグアイのマキシ・アラウホが執念の同点弾を決め、勝ち点1を分け合った。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチには、後半80分に劇的な同点ゴールを決めたウルグアイのマキシ・アラウホ(採点8.1)が選出された。チームを敗戦の危機から救った。
サウジアラビア 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| アブドレラ・アル・アムリ(DF) | 8.0 | 先制ゴールを挙げ、守備でも要所を締めた。攻守両面での貢献。 |
| モハメッド・アル・オワイス(GK) | 7.4 | 枠内10本を浴びながら9セーブ。チームの勝ち点獲得に不可欠な存在。 |
ウルグアイ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| マキシ・アラウホ(MF) | 8.1 | 終盤の同点ゴールでMOM。勝ち点を死守する活躍。 |
| ロドリゴ・ベンタンクール(MF) | 8.0 | パス成功率88%。中盤でボールを配給し攻撃を組み立てた。 |
| マティアス・オリベラ(DF) | 7.9 | 左サイドから攻撃に厚みを加えた。 |
| ギジェルモ・バレラ(DF) | 7.5 | 右サイドで守備に貢献しつつ攻撃参加も見せた。 |
イラン 2-2 ニュージーランド
計4ゴールが飛び交うシーソーゲームの熱戦。ニュージーランドが2度リードし、イランが2度追いつく展開で、最後まで目が離せなかった。
得点経過
7′ イライジャ・ジャスト(NZ / アシスト:クリス・ウッド)— 立ち上がりから積極的な姿勢を見せて先制。
32′ ラミン・レザイーアン(イラン)— 前半のうちにイランが追いつく同点弾。
54′ イライジャ・ジャスト(NZ / アシスト:クリス・ウッド)— 後半再リードを奪う2ゴール目。
64′ モハマド・モヘビ(イラン / アシスト:レザイーアン)— ヘディングで再び追いつく。
試合のハイライト
立ち上がり7分にジャストが先制し主導権を握ったNZ。しかし前半32分にレザイーアンが同点弾を決める。後半54分にジャストが再びゴールを奪って再リードすると、イランは64分にモヘビのヘディングで追いついた。2度のビハインドから2度追いついたイランの粘りと、2ゴールを叩き込んだジャストの輝きが光る一戦だった。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチには、1試合2ゴールを挙げたニュージーランドのイライジャ・ジャスト(採点8.9)が選出された。W杯の1試合で2ゴールを挙げたニュージーランド史上初の選手として歴史に名を刻んだ。
イラン 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| ラミン・レザイーアン(DF) | 8.6 | 1ゴール1アシストの圧巻の活躍。2度のビハインドからの追撃を牽引した。 |
| モハマド・モヘビ(MF) | 8.0 | 後半64分に貴重な同点ヘディング弾。勝ち点獲得に直結した。 |
| メフディ・タレミ(FW) | 7.5 | 前線での起点となりチームの攻撃を活性化させた。 |
ニュージーランド 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点(10点満点) | コメント |
|---|---|---|
| イライジャ・ジャスト(FW) | 8.9 | NZ史上初のW杯1試合2ゴール。大会早々に存在感を示した。 |
| クリス・ウッド(FW) | 8.2 | 2ゴールを両方ともアシスト。前線の基準点として機能した。 |
グループ順位表
6月16日の4試合がすべて引き分けに終わった結果、グループGとHは全8チームが「勝点1・得失点差0」で横並びという異例の状況になりました。
グループG順位表
| 順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ニュージーランド | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 |
| 2 | イラン | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 |
| 3 | ベルギー | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
| 4 | エジプト | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
グループH順位表
| 順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ウルグアイ | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
| 2 | サウジアラビア | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
| 3 | スペイン | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 4 | カーボベルデ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
参考:グループF順位表
| 順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スウェーデン | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | +4 | 3 |
| 2 | 日本 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 |
| 3 | オランダ | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 |
| 4 | チュニジア | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 5 | -4 | 0 |
翌日(6/17)の見どころ
6月17日はグループI・Jの計4試合が行われます。注目カードをチェックしましょう。
フランス vs セネガル / グループI・日本時間 4:00
欧州の強豪フランスとアフリカの雄セネガルが激突。エンバペとマネという両エースの真っ向対決。エンバペは今大会「守備面でもステップアップする」と公言しており、チーム全体への影響も見どころだ。
イラク vs ノルウェー / グループI・日本時間 7:00
グループIのもう一試合。フランス・セネガル戦と同時進行のため、グループの勢力図がこの日で一気に決まる。
アルゼンチン vs アルジェリア / グループJ・日本時間 10:00
前回王者アルゼンチンがW杯連覇を狙って登場。1958・62年のブラジル以来となる連覇への第一歩となるか。対するアルジェリアは直前の強化試合でオランダを1-0で破った状態で乗り込んでくる。キャプテンのマフレズが王者に挑む。
オーストリア vs ヨルダン / グループJ・日本時間 13:00
グループJのもう一試合。アルゼンチン戦と同時進行で、グループの序列が決まる。
本日のまとめ
6月16日のW杯は「全試合引き分け」という68年ぶりの珍事で幕を閉じた。グループG・Hの全8チームが勝点1で並ぶという前代未聞の状況は、第2節以降の試合をより一層重要なものにしている。
この日、特に目に焼きついたのは2つの場面だ。カーボベルデのGKヴォジーニャが見せた採点9.0の超人的セーブ。スペインの27本ものシュートを枠内7本すべて弾き返し、W杯初出場の小国が欧州王者から勝ち点を奪った。そしてニュージーランドのイライジャ・ジャストが刻んだ歴史。イラン戦で1試合2ゴールを決め、NZ史上初の偉業を達成した。
いずれの試合も、「格下」と目されたチームが実力差を跳ね返した。2026年W杯は、番狂わせが起きて当たり前の大会になった。明日の2試合、見逃したら後悔する。

元サッカー部。日韓W杯2002年から全大会リアルタイム観戦、
観戦歴20年以上。国際公認スタッツ(API-Football)と
ブックメーカーオッズをもとにデータで語るW杯分析をお届けします。


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