本日の結果一覧
日本時間7月5日には決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)の2試合が行われた。開催国として初の決勝トーナメント勝利を挙げたカナダを迎え撃ったモロッコは、エースのサイバリを負傷で失う苦しい展開ながら後半に一変。アゼディン・ウナヒの2ゴールとスフィアン・ラヒミの追加点で3-0の快勝を収め、2大会連続のベスト8進出を決めた。フィラデルフィアの猛暑の中で行われたフランス対パラグアイは、パラグアイの堅い守備とGKオルランド・ヒルの好セーブに苦しめられたが、後半に途中出場のデジレ・ドゥエが獲得したPKをキリアン・エムバペが確実に沈め、1-0でフランスが準々決勝進出を決めた。
0 – 3
モロッコ
0 – 1
フランス
試合レポート
カナダ 0-3 モロッコ
ラウンド16、史上初の決勝トーナメント勝利を挙げていた開催国カナダに、モロッコが後半の猛攻で3-0の快勝を収め、2大会連続となるベスト8進出を決めた。前半はカナダがホームの声援を背にハイプレスで主導権を握り、オルワセギが決定機を迎えたがGKブヌが好セーブ。モロッコは前半22分にエースのサイバリを負傷で欠くアクシデントに見舞われたが、後半50分にアシュラフ・ハキミの正確なフリーキックからアゼディン・ウナヒが先制すると流れが一変。ブラヒム・ディアスを起点にした速攻からウナヒが後半82分に追加点を挙げ、後半98分には途中出場のスフィアン・ラヒミがダメ押しの3点目を記録した。
得点経過
50′ アゼディン・ウナヒ(モロッコ)— ハキミのフリーキックにダイレクトで合わせ先制。
82′ アゼディン・ウナヒ(モロッコ)— ブラヒム・ディアス起点の速攻から追加点。
98′ スフィアン・ラヒミ(モロッコ)— ディアスの2アシスト目からダメ押しの3点目。
試合のハイライト
前半はカナダがハイプレスで主導権を握り、開始早々にアリ・アーメドのスルーパスからオルワセギが抜け出す決定機を迎えたが、モロッコのGKブヌが好セーブで防いだ。モロッコは前半22分にエースのサイバリが筋肉系の負傷でスフィアン・ラヒミと交代を強いられる苦しい展開になったが、ハーフタイムでの修正が功を奏した。後半50分、右サイドからハキミが入れたトリックフリーキックにウナヒがダイレクトで合わせて先制すると、前がかりになったカナダをモロッコ自慢の高速カウンターが切り裂く展開に。ブラヒム・ディアスを起点にした速攻からウナヒが82分に2点目を挙げ、アディショナルタイムにはディアスの2アシスト目から途中出場のラヒミが3点目を記録した。試合は終始激しい球際の応酬となり、両チーム合わせて計8枚のイエローカードが提示された。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはアゼディン・ウナヒ(モロッコ)。後半に試合を決定づける2ゴールを記録し、カナダのプレスを無力化する高いパフォーマンスを見せた。
モロッコ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| アゼディン・ウナヒ(MF) | 8.5 | 後半のフリーキックとカウンターから2ゴールを記録し、試合を決定づけた立役者。 |
| ヤシン・ブヌ(GK) | 8.0 | 前半のカナダの決定機を止め、後半の逆転劇への道を開いた。 |
| ブラヒム・ディアス(MF) | 7.5 | サイバリ負傷交代後の攻撃を牽引し、2点目・3点目の両方をアシストした。 |
カナダ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| アリ・アーメド(MF) | 6.5 | 前半のハイプレスを牽引し、決定機を演出するなど最も可能性を感じさせた。 |
| スティーヴン・エスタキオ(MF、C) | 6.0 | キャプテンとして中盤でハードワークを続け、前半の守備の安定に貢献した。 |
| マキシム・クレポー(GK) | 5.5 | 前半は安定していたが、後半はモロッコの猛攻で3失点を許した。 |
パラグアイ 0-1 フランス
ラウンド16、独立記念日で沸くフィラデルフィアの猛暑の中、優勝候補フランスがパラグアイの堅固な5-4-1ブロックとフィジカルな戦いに大苦戦を強いられた。GKオルランド・ヒルがエムバペの決定機を何度も防ぐ好セーブを見せる中、後半70分にディディエ・デシャン監督が投入したデジレ・ドゥエがボックス内でPKを獲得。これをキリアン・エムバペが確実に沈め、1-0でフランスが逃げ切って準々決勝進出を決めた。
得点経過
70′ キリアン・エムバペ(フランス、PK)— ドゥエが獲得したPKを冷静に決めきり、この試合唯一の得点に。
試合のハイライト
フランスは試合を通じて主導権を握ったが、パラグアイの5-4-1の堅い守備ブロックと激しいフィジカルコンタクトに苦しめられた。パラグアイGKオルランド・ヒルはエムバペの強烈な巻きシュートやリバウンドからの決定機を次々と防ぎ、大番狂わせの気配も漂わせた。しかし後半、途中出場のデジレ・ドゥエがペナルティエリア内にドリブルで仕掛けたところをパラグアイのディフェンダーに倒され、主審がオン・フィールド・レビューの末にPKを宣告。これをキャプテンのエムバペが左下に確実に沈めて均衡を破った。パラグアイはフランスを上回る13回のファウルを犯しながらもイエローカードが1枚も出ない寛容なジャッジとなった一方、フランスにはバルコラ、M・コネ、オリーズの3人にイエローカードが提示される展開となった。試合後エムバペは「僕たちはタキシードを着て上品にプレーしに来たわけじゃない」と泥臭い勝利を振り返った。
注目選手・MOM
マン・オブ・ザ・マッチはキリアン・エムバペ(フランス)。パラグアイの粘り強い守備に苦しみながらも、獲得したPKを確実に沈めて勝利をもたらした。なお、フランスの決定機を何度も防いだパラグアイGKオルランド・ヒルもMOM級の輝きを見せた。
フランス 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| キリアン・エムバペ(FW、C) | 7.5 | 厳しいマークと酷暑に苦しめられたが、勝負を決めるPKを確実に沈め通算7ゴール目に到達。 |
| デジレ・ドゥエ(MF、途中出場) | 7.5 | 膠着した試合を打破すべく投入され、鋭い仕掛けで決勝PKを誘発した。 |
| ウィリアム・サリバ(DF) | 7.0 | パラグアイの数少ない速攻をウパメカーノと共に完全にシャットアウトし、無失点に貢献。 |
パラグアイ 注目選手の採点
| 選手名(ポジション) | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| オルランド・ヒル(GK) | 8.0 | 世界最高峰の攻撃陣を相手にエムバペの連続シュートをストップし続けた敗軍のベストプレーヤー。 |
| グスタボ・ゴメス(DF、C) | 7.5 | 5バックの中央で絶対的なリーダーシップを発揮し、流れの中からの失点をゼロに抑えた。 |
| フリオ・エンシソ(FW) | 6.0 | フランスの強力なCB陣に囲まれながらも孤軍奮闘し、献身的に走り回った。 |
準々決勝の対戦カード
ラウンド16を勝ち上がったモロッコとフランスの次戦が決まっている。
| 対戦カード | 日程・会場 |
|---|---|
| フランス vs モロッコ | 7月10日/ボストン・スタジアム |
2022年カタールW杯準決勝(フランスが2-0で勝利)以来の再戦となり、PSGでチームメイトのエムバペとハキミの対決にも注目が集まる。モロッコはアフリカ勢として初めてとなるW杯2大会連続のベスト8進出を懸けて雪辱を期す。

翌日(7月6日)の見どころ
注目カード
ブラジル vs ノルウェー(ラウンド16)
7月6日にはラウンド16が2試合行われる。日本時間5時にはブラジル対ノルウェーが行われ、大会随一の攻撃力を誇るブラジルと怪物FWを擁するノルウェーの打ち合いが期待される。日本時間9時にはメキシコの聖地アステカ・スタジアムでメキシコ対イングランドが行われ、高地とホームの大声援がイングランドの若きスターたちにとって試練となりそうだ。
本日のまとめ
日本時間7月5日に行われたラウンド16の2試合では、モロッコがカナダに3-0で快勝し、アフリカ勢として2大会連続となるベスト8進出を決めた。フランスはパラグアイの堅い守備とGKヒルの好セーブに苦しめられながらも、途中出場のドゥエが獲得したPKをエムバペが沈めて1-0で準々決勝進出を決めた。
準々決勝ではフランスとモロッコが7月10日に対戦する。翌7月6日にはブラジル対ノルウェー、メキシコ対イングランドの2試合が行われる。

元サッカー部。日韓W杯2002年から全大会リアルタイム観戦、
観戦歴20年以上。国際公認スタッツ(API-Football)と
ブックメーカーオッズをもとにデータで語るW杯分析をお届けします。

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