【2026W杯】クロアチア代表メンバー一覧!40歳モドリッチの現在・注目選手・日程まとめ

選手・チーム解説

2026年FIFAワールドカップ、欧州予選グループLを7勝1分・無敗で首位突破し、1998年3位・2018年準優勝・2022年3位という驚異的な実績を持つクロアチア代表。40歳となった絶対的司令塔ルカ・モドリッチの「正真正銘のラストダンス」を軸に、22歳のバトゥリナや10代のヴシュコビッチら次世代の才能が融合した最高の集大成スカッドで、悲願の世界制覇に挑む。

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2026年W杯 クロアチア代表 主要メンバー一覧

ズラトコ・ダリッチ監督が本大会に臨む最終スカッドを編成。最大の話題はACミランで全く衰えを見せない40歳ルカ・モドリッチの現役続行と、1月の骨折から本大会復帰を目指すヨシュコ・グヴァルディオルの動向だ。一方でセリエAで急成長を遂げたマルティン・バトゥリナ、インテルで台頭したペタル・スチッチ、10代にして最終ラインを支えるルカ・ヴシュコビッチと、次世代の才能も揃った。

ポジション選手名所属クラブ備考
GKドミニク・リヴァコビッチジローナ正GK・PK戦の鬼
DFヨシュコ・グヴァルディオルマンチェスター・シティ1月骨折・復帰待ち
DFルカ・ヴシュコビッチハンブルガーSV10代・193cm
DFボルナ・シュタロ(ウエスト・ハム)読みとカバーに長けたCB
DFヨシップ・スタニシッチ(バイエルン)万能型RWB
MFルカ・モドリッチACミラン40歳・絶対的司令塔
MFマテオ・コヴァチッチマンチェスター・シティ推進力とスキル
MFマルティン・バトゥリナコモ22歳・次世代の核
MFペタル・スチッチインテル運動量とテクニック
FWアンドレイ・クラマリッチホッフェンハイム予選6ゴール
FWアンテ・ブディミルオサスナ34歳・高さと決定力
FWイバン・ペリシッチPSV37歳・左サイドの鉄人

注目選手プロフィール

MF
ルカ・モドリッチ
ACミラン / 40歳
ラストダンス

5度目のW杯に挑む生きる伝説。2018年バロンドール受賞者にして、クロアチアのアイデンティティそのもの。ACミランでも衰え知らずの司令塔として君臨し、正確なパスとゲームコントロールで中盤を支配し続ける。「もし優勝できたら引退するかもしれない」。その言葉が示す通り、執念は今も燃え盛っている。

DF
ヨシュコ・グヴァルディオル
マンチェスター・シティ / 22歳
骨折・復帰待ち

守備の要であり攻撃の推進力でもある現代型CB/LSB。2026年1月に右足を骨折し、本大会への復帰状況が最大の不安材料となっている。ダリッチ監督は3バックのテストを重ねるなど、欠場に備えた準備を粛々と進めている。

MF
マルティン・バトゥリナ
コモ / 22歳
モドリッチの後継者

セスク・ファブレガス監督のコモで急成長を遂げた22歳の新鋭。確かなボールコントロールと1対1の強さが武器で、ハーフスペースを自在に使いながら攻撃を牽引。欧州メディアからは「2026年は特別な年になる」と太鼓判を押される期待の星だ。

DF
ルカ・ヴシュコビッチ
ハンブルガーSV / 10代
グヴァルディオルの代役

193cmの大型センターバックで空中戦勝率は約80%。10代とは思えない戦術眼と足元の技術を兼ね備えた現代型DFで、グヴァルディオル離脱時の最有力代役として名を挙げた。3バックへの移行テストに積極的に起用され、監督の信頼を掴みつつある。

GK
ドミニク・リヴァコビッチ
ジローナ / 守護神
PK戦最強GK

2022年カタール大会でPK戦を2試合連続で制止した「PK戦の鬼」。反応の速さと大舞台での集中力が武器で、日本戦・ブラジル戦でその実力を世界に証明した。クロアチアの守備の最後の砦として揺るぎない地位を誇る。

FW
アンドレイ・クラマリッチ
ホッフェンハイム / 34歳
予選チーム最多6ゴール

34歳にして欧州予選チーム内最多の6ゴールを記録した頼れるストライカー。絶妙なポジショニングとシュートセンスは健在で、ベテランとは思えない安定したゴール量産でチームを牽引している。

監督プロフィールと戦術

ズラトコ・ダリッチ監督(就任10年目)

2012年から率いてきた長期政権の集大成を2026年W杯で迎える。「試合を壊さずに勝ちへ寄せる」リアリズムが真骨頂で、2018年準優勝・2022年3位という結果がその手腕を証明している。グヴァルディオルの離脱を見据えた3バックテストを重ね、戦術の幅を拡張中。

基本形:4-2-3-1

モドリッチとコヴァチッチがダブルボランチを組み、中盤でゲームを支配。ペリシッチが左サイドを制圧し、クラマリッチがトップ下でゲームメイクに絡みながらブディミルが前線で起点となる、長年磨き上げたスタイル。

新オプション:3-4-2-1

グヴァルディオルの欠場に備えた3バック。ヴシュコビッチをCBに起用し、両WBにペリシッチとスタニシッチを配置。バトゥリナとスチッチが2シャドーに入る可変システムで、相手に対応できる戦術的柔軟性の拡大が狙いだ。

予想スタメン・フォーメーション(3-4-2-1)

3-4-2-1 予想スタメン(2026年W杯)
ブディミル
クラマリッチ
スチッチ
ペリシッチ
コヴァチッチ
モドリッチ
スタニシッチ
グヴァルディオル
ヴシュコビッチ
シュタロ
リヴァコビッチ

欧州予選の成績:8戦無敗・26得点4失点の圧倒的突破

8
試合数
7勝1分
成績(無敗)
26
得点
4
失点

欧州予選グループLを勝ち点22で首位突破。ジブラルタル戦7-0の大勝、直接対決の2位チェコに5-1の圧勝と、攻守両面で他を寄せ付けない安定感を見せた。前回大会の予選でプレーオフに回った苦労を払拭し、全8試合を無敗で駆け抜けた。チーム内得点王はクラマリッチの6ゴール、次いでペリシッチの4ゴールだ。

W杯の輝かしい歴史:小国クロアチアが世界に刻んだ伝説

大会成績主なトピック
1998年 フランス大会3位初出場でベスト4・ダボル・シューケルが得点王
2002年 日韓大会グループリーグ敗退
2006年 ドイツ大会グループリーグ敗退
2014年 ブラジル大会グループリーグ敗退開幕戦でブラジルと対戦
2018年 ロシア大会準優勝モドリッチがバロンドール受賞、フランスに惜敗
2022年 カタール大会3位日本・ブラジルをPK戦で撃破→3位決定戦でモロッコに勝利

人口わずか400万人未満の国でありながら、出場したW杯の半数でベスト4以上に進出するという驚異の勝率を誇る。2022年カタール大会では、グループステージ突破後に日本とブラジルを連続してPK戦で撃破するという奇跡的な勝ち上がりを見せ、3位で大会を終えた。

グループLの日程と展望:最大の山場は初戦のイングランド戦

試合対戦カード日程(日本時間)会場
第1節クロアチア vs イングランド6月17日(火)ダラス
第2節クロアチア vs パナマ6月22日(日)カンザスシティ
第3節クロアチア vs ガーナ6月27日(土)ロサンゼルス

第1節・イングランド戦:2018年準決勝の因縁の再戦

グループ最大の山場。ケイン・ベリンガム・サカという世界屈指の攻撃三銃士を擁するイングランドが格上だが、大舞台でのスロースタートと連携面の不安は今大会でも解消されていない。クロアチアにとってはモドリッチを軸に試合を壊さず引き込み、そこからペリシッチの鋭い突破やセットプレーで急所を突く狙いだ。2018年準決勝ではクロアチアが延長でイングランドを逆転した因縁があり、世界中の注目を集める一戦となる。

第2節・パナマ戦:「最弱国」への油断が最大の敵

グループ最弱と見られながら、コパ・アメリカでアメリカを破るなど力をつけるパナマ。可変の5-4-1でブロックを組み、セットプレーを武器とする。組織的なクロアチアが中心を割って崩せるかが問われ、番狂わせを許さない集中力が求められる試合だ。

第3節・ガーナ戦:監督交代の混乱を突く

大会直前にケイロス監督を迎えたガーナはチーム状態が不安定で、エースのクドゥスも負傷懸念を抱える。セメニョら強力なアタッカー陣に対してリヴァコビッチを中心とした堅守ブロックで対抗し、失点ゼロを守りながらクラマリッチらが確実に得点を重ねたい。

クロアチア代表に「〜ッチ」が多い理由——モドリッチ、コヴァチッチ、リヴァコビッチ……

「モドリッチ・コヴァチッチ・リヴァコビッチ……」語尾「ッチ」の正体

クロアチア代表のメンバーを見ると、語尾が「〜ッチ(-ić)」で終わる選手名がやたらと多いことに気づく。これはスラヴ語圏に共通する命名法で、「〜の息子」「〜の子孫」を意味する接尾辞だ。英語の「Johnson(ジョンの息子)」やアイスランドの「〜ソン」、ロシア・ウクライナ語の「〜ヴィッチ」と同じ発想で、クロアチアに限らずセルビア・ボスニアなど旧ユーゴスラヴィア圏を中心に広く見られる。つまりW杯の代表メンバー表は、ある意味「誰それの子孫リスト」でもある。

まとめ:「グループ突破は最低限」——老雄と若者が紡ぐラストチャプター

2026年W杯のクロアチア代表は、40歳のモドリッチを筆頭に37歳ペリシッチ・34歳クラマリッチ・ブディミルのベテラン陣と、バトゥリナ・スチッチ・ヴシュコビッチの若世代が共存した過渡期の最高形だ。欧州予選8戦無敗という確かな実績とリヴァコビッチの守護神ぶり、そして何よりモドリッチという「ここぞで勝てる選手」の存在が、グループ突破を最低限のタスクとする根拠である。

最大の懸念材料はグヴァルディオルの骨折離脱。世界屈指のDFを欠くことが守備と攻撃の両面にどれだけ影響するかが、トーナメントを勝ち抜く命運を左右する。ダリッチ監督は3バックへの移行でその穴を埋めようとしているが、機能するかどうかは本番のピッチで証明するしかない。

1998年3位、2018年準優勝、2022年3位。3度大舞台で輝いたこのチームに、「最後の1ピース」が加わる余地は十分にある。モドリッチの「ラストダンス」が本物の歓喜で幕を閉じるか、2026年北中米大会で世界が見届ける。

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