W杯2026 見逃せない注目試合ガイド|因縁の対決・元同僚バトル・世紀の一戦を全網羅

観戦ガイド

W杯2026——ワールドカップ史上初めて48カ国が激突するこの大会に、グループステージだけで96試合が詰め込まれている。その中に、クラブで同じロッカールームを使う同僚同士がピッチで敵に回る瞬間がある。20年越しの因縁リマッチがある。世代最高のライバルが初めて同じピッチに立つ瞬間がある。見逃せない理由がある試合を、1試合ずつ全部まとめた。

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  1. 南アフリカ vs メキシコ|日本時間6月12日午前4時
    1. 伝説のアステカで、3度目の開幕戦
  2. モロッコ vs ブラジル|日本時間6月14日午前7時
    1. 決勝と同じ舞台で、「伝統の王者」と「新興のエリート」が激突する
  3. 日本 vs オランダ|日本時間6月15日午前5時
    1. 遠藤航 vs ファン・ダイク|リヴァプールの同僚が、敵になる
  4. エジプト vs ベルギー|日本時間6月15日
    1. サラー、これが唯一のW杯
  5. セネガル vs フランス|日本時間6月16日
    1. 2002年の悪夢が、24年の時を経てよみがえる
  6. クロアチア vs イングランド|日本時間6月17日
    1. 2018年準決勝の再戦|「It’s Coming Home」が再び沈黙するのか
  7. 日本 vs スウェーデン|日本時間6月21日前後
    1. 久保 vs イサク(元ソシエダ同僚)|欧州最強FWコンビに日本守備陣が挑む
  8. ウズベキスタン vs ポルトガル|日本時間6月24日午前2時
    1. W杯初出場の中央アジアの雄が、優勝候補を迎え撃つ
  9. 日本 vs チュニジア|日本時間6月25日午前5時
    1. 堂安律 vs スキリ|フランクフルトの同僚が、グループ突破をかけて激突
  10. フランス vs ノルウェー|日本時間6月27日午前4時
    1. エムバペ vs ハーランド|世代最高のライバルが同じピッチに立つ
  11. スペイン vs ウルグアイ|日本時間6月27日
    1. グループステージで実現する、準々決勝レベルの戦術的激突
  12. ポルトガル vs コロンビア|日本時間6月28日午前8時30分
    1. ロナウド vs ハメス|元レアル同僚が、マイアミで最後のダンスを踊る
  13. ヨルダン vs アルゼンチン|日本時間6月28日
    1. 最後のメッシを、目に焼き付ける
  14. 注目試合まとめ一覧
  15. W杯2026が、始まる
  16. 全試合を見るなら DAZN が最強

南アフリカ vs メキシコ|日本時間6月12日午前4時

伝説のアステカで、3度目の開幕戦

舞台は伝説のエスタディオ・アステカ(メキシコシティ)。このスタジアムでW杯の開幕戦を開催するのは1970年、1986年に続いて3度目――史上唯一の偉業だ。1986年のマラドーナによる「神の手」と「5人抜きゴール」が生まれた聖地で、大会の火ぶたが切って落とされる。

南アフリカ対メキシコという組み合わせを「地味」と思うなら、それは会場を舐めている。10万人超の地元ファンが埋め尽くすアステカで、開幕のホイッスルが鳴る瞬間――その空気だけで十分だ。W杯2026は、この一発から始まる。

モロッコ vs ブラジル|日本時間6月14日午前7時

決勝と同じ舞台で、「伝統の王者」と「新興のエリート」が激突する

この試合が行われるメットライフ・スタジアム(ニュージャージー)は、今大会の決勝戦の舞台でもある。開幕週にして、すでに決勝戦と同じピッチが燃え上がる。

5度の世界王者ブラジルは、2002年大会以来の優勝を目指す不動の優勝候補だ。ヴィニシウス・ジュニオールのような世界最高峰のタレントを擁し、攻撃的なスペクタクルを期待される。対するモロッコは、2022年カタール大会でベルギー、スペイン、ポルトガルを次々と撃破しアフリカ勢初のベスト4を達成した、もはや「アンダードッグ」ではない確固たる強豪だ。組織と規律を武器に、ブラジル相手でも物怖じしない。

試合はブラジルが技術力で主導権を握ろうとするのに対し、モロッコが堅守とカウンターで対抗する構図になる。ブラジルが圧勝すれば今大会の主役を強烈にアピールできるが、モロッコが勝ち点を奪うようなことがあれば、大会序盤にして世界に大衝撃が走る。グループCの首位争いを事実上決定づける、絶対に目を離せない一戦だ。

日本 vs オランダ|日本時間6月15日午前5時

遠藤航 vs ファン・ダイク|リヴァプールの同僚が、敵になる

普段はリヴァプールで共に戦うチームメイト同士が、W杯のピッチで敵に回る。日本の中盤の核・遠藤航と、オランダ守備の絶対的柱・フィルジル・ファン・ダイク。クラブで積み上げた信頼と理解は、このピッチ上では通用しない。むしろ互いの弱点を知っているぶん、駆け引きはより深くなる。

2022年大会でドイツとスペインを撃破した戦術的洗練を持つ日本が、世界の強豪を再び驚かせるか。日本代表グループステージ最大の正念場であり、試合後に2人が何を語るかも注目される。

日本 vs オランダ 完全プレビュー記事はこちら

エジプト vs ベルギー|日本時間6月15日

サラー、これが唯一のW杯

リヴァプールで数々のタイトルを手にした世界屈指のウィンガー、モハメド・サラーにとって、これが唯一のW杯になる。長年にわたってエジプト代表をW杯に連れてきた男が、最後の国際舞台でどんな輝きを見せるか。

立ちはだかるのはケヴィン・デ・ブライネ、ロメル・ルカク、ティボ・クルトワらを擁するベルギー「黄金世代」。シアトルでの一戦は、組織的守備が世界最高峰のドリブラーをどう封じるか、あるいはサラーがその牙城を崩すかの勝負だ。

セネガル vs フランス|日本時間6月16日

2002年の悪夢が、24年の時を経てよみがえる

サッカー史上最も衝撃的な番狂わせのひとつが、24年の時を経てよみがえる。2002年日韓W杯の開幕戦、前回王者フランスはセネガルに1-0で敗れた。ジダン、アンリ、テュラムを揃えた当時最強のフランスが、初出場のセネガルに沈んだあの衝撃を覚えているか。

あの敗北以来、フランスはW杯の舞台でセネガルと一度も対戦していない。今のセネガルはアフリカ王者として完成されたチームだ。フランスにとっては「雪辱の一戦」、セネガルにとっては「伝説の再現」。グループIはフランス、セネガル、ノルウェーが同居する今大会随一の「死の組」でもある。この一戦の結果が、グループ全体の勢力図を塗り替える。

クロアチア vs イングランド|日本時間6月17日

2018年準決勝の再戦|「It’s Coming Home」が再び沈黙するのか

2018年ロシアW杯準決勝の再戦だ。あの日、モスクワのルジニキ・スタジアムでイングランドは先制しながらも逆転を許し、延長戦の末に敗れた。マンジュキッチの決勝弾が刺さった瞬間、スタジアム中の「It’s Coming Home」は沈黙した。1966年以来のメジャータイトルを渇望するイングランドにとって、これは絶対に負けられない雪辱戦だ。

両チームのカラーのぶつかり合いも見どころだ。イングランドはハリー・ケインを軸にスピードと推進力で試合を支配しようとする。対するクロアチアは試合のペースを落とし、相手にとって不快な展開へ引きずり込む。モドリッチ引退後の新世代――グヴァルディオル(マンチェスター・C)、スタニシッチ(バイエルン)ら強固な守備陣が揃い、「大舞台で下馬評を覆す」伝統はまだ生きている。

AT&Tスタジアム(ダラス)はグループステージでも最高クラスの熱狂に包まれると予測されている。タレント軍団か、レジリエンスの鉄壁か。グループL首位争いを決定づける一戦だ。

日本 vs スウェーデン|日本時間6月21日前後

久保 vs イサク(元ソシエダ同僚)|欧州最強FWコンビに日本守備陣が挑む

スウェーデンには現在ヨーロッパで最も危険なストライカーのひとり・ヴィクトル・ギョケレスと、アレクサンデル・イサクがいる。この2人のホットラインは日本守備陣にとって最大の脅威だ。

さらに見逃せないのが、久保建英とイサクの元チームメイト対決だ。久保はレアル・ソシエダでイサクと同じロッカールームを共にした間柄。お互いのクセを知る2人が、今度は日本 vs スウェーデンというW杯の舞台でぶつかる。

日本 vs スウェーデン 完全プレビュー記事はこちら

ウズベキスタン vs ポルトガル|日本時間6月24日午前2時

W杯初出場の中央アジアの雄が、優勝候補を迎え撃つ

悲願のW杯初出場を果たしたウズベキスタンと、ゴールキーパーからストライカーまでチャンピオンズリーグレベルの選手を揃えるポルトガル。この対照が、ワールドカップの本質だ。ウズベキスタンの予選突破は、近年のサッカー界で「最も魅力的なアンダードッグのストーリー」として世界中の注目を集めている。

試合の焦点は、「ウズベキスタンの若き壁 vs ポルトガルの伝説」だ。マンチェスター・シティ所属のアブドゥコディル・クサノフは、アジア最高峰のディフェンダーになるポテンシャルを世界が認める存在。そのクサノフが、最後のW杯に臨むロナウド、ブルーノ・フェルナンデスらポルトガル攻撃陣をどこまで封じるか。ヒューストンのNRGスタジアムが、この世代間・大陸間の一騎打ちの舞台になる。

今大会はグループ3位の上位8チームも決勝トーナメントへ進出できる。ウズベキスタンにとってポルトガル相手に大崩れせず失点を抑えること自体が、歴史的な快挙への布石になる。負けてもスコア次第で夢がつながる——そのプレッシャーの中で見せる守備が、この試合最大の見どころだ。

日本 vs チュニジア|日本時間6月25日午前5時

堂安律 vs スキリ|フランクフルトの同僚が、グループ突破をかけて激突

アイントラハト・フランクフルトでチームメイトを組む堂安律(日本)とエリス・スキリ(チュニジア)が、W杯で対戦する。守備が堅く粘り強いアフリカの強豪・チュニジアとのこの一戦は、グループF突破をかけた重要な一戦だ。

クラブで互いの特徴を熟知する2人だからこそ、ピッチ上の読み合いは通常の対戦より一段深くなる。試合後にユニフォームを交換する2人の姿が、今から目に浮かぶ。

日本 vs チュニジア 完全プレビュー記事はこちら

フランス vs ノルウェー|日本時間6月27日午前4時

エムバペ vs ハーランド|世代最高のライバルが同じピッチに立つ

今大会最大の個人マッチアップがここにある。エムバペ(27歳・キャリア絶頂期)対ハーランド(25歳・初のW杯)――2人が同じピッチに立つだけで、世界中のサッカーファンが画面に釘付けになる。グループIはフランス、セネガル、ノルウェーが同居する今大会随一の「死の組」。グループ首位をかけたボストン決戦は、単なる一次リーグの試合を超えた意味を持つ。

エムバペにはデンベレ、カンテ、チュアメニら世界トップクラスの選手が揃う。対するハーランドにはアーセナルの心臓・マルティン・ウーデゴールという頼もしい相棒がいる。2人のホットラインがエムバペ率いる強固なフランス守備陣を崩せるか。これが世代最高の1試合になる。

スペイン vs ウルグアイ|日本時間6月27日

グループステージで実現する、準々決勝レベルの戦術的激突

グループステージでありながら、ノックアウトマッチそのものの緊張感が漂う一戦だ。FIFAランキング1位・現欧州王者のスペインと、南米屈指の闘争心を誇るウルグアイ。この試合の本当の面白さは、スコアではなく「戦い方」のぶつかり合いにある。

スペインはペドリ、ラミン・ヤマル、ニコ・ウィリアムズを擁するテクニカルなポゼッションサッカーで相手を崩す。対するウルグアイはマルセロ・ビエルサ監督が率い、ハイプレスと縦への素早い推進力で試合をデュエル(1対1)の応酬に引きずり込む。スペインが自分たちのリズムで試合を支配できるか、それともウルグアイの猛烈なプレスが技術を封じるか――グループステージ全体でも最高の戦術的コントラストが見られる試合だ。

両チームにとってグループ内の順位を左右する最終戦でもあり、引き分け狙いは許されない。スペインは戦いやすい組み合わせと見られているが、経験豊富でタフなウルグアイは最後まで苦しめてくる。「復活したクラシック」として歴史的な情緒も持つ特別な一戦だ。

ポルトガル vs コロンビア|日本時間6月28日午前8時30分

ロナウド vs ハメス|元レアル同僚が、マイアミで最後のダンスを踊る

舞台はマイアミのハードロック・スタジアム。コロンビア系の住民が多いこの街では、スタジアムがホームも同然の熱気に包まれる。そのピッチ上で、かつてレアル・マドリードでタイトルを分かち合った2人のスターが向かい合う。

41歳のクリスティアーノ・ロナウドにとって、これが最後のW杯だ。ハメス・ロドリゲスもコロンビア攻撃の核として帰ってくる。クラブで肩を並べた同僚が、今度は国を背負い互いのゴールを奪い合う。クラブで築いた信頼は、W杯のピッチでは関係ない。

戦い方も対照的だ。ポルトガルはCLレベルの個の力でゲームを支配しようとする。コロンビアは技術とトランジションの鋭さで一瞬にして試合をひっくり返せるチームだ。グループK首位通過か2位通過かで決勝トーナメントの山ごと変わる。目を離せない一戦だ。

ヨルダン vs アルゼンチン|日本時間6月28日

最後のメッシを、目に焼き付ける

リオネル・メッシが大会期間中に39歳を迎える。これが最後のW杯となるこの大会で、前回王者アルゼンチンの10番は何を残すのか。

ヨルダンはフランスのリーグ・アンで活躍するムーサ・アル・ターマリを軸に、大番狂わせを本気で狙ってくる。アルゼンチン守備陣を崩す力は十分ある。それでも、メッシがW杯のピッチに立つ姿を目に焼き付けるために画面の前に座る――それだけで十分な理由になる試合だ。

注目試合まとめ一覧

カード 日本時間(予定) 注目ポイント
南アフリカ vs メキシコ6/12 04:00アステカ史上3度目の開幕戦
モロッコ vs ブラジル6/14 07:00アフリカ王者が優勝候補に再び挑む
日本 vs オランダ6/15 05:00遠藤 vs ファン・ダイク リヴァプール同僚対決
エジプト vs ベルギー6/15サラー唯一のW杯 黄金世代に挑む
セネガル vs フランス6/162002年W杯 因縁のリマッチ
クロアチア vs イングランド6/172018年準決勝リマッチ 8年越しの決着
日本 vs スウェーデン6/21前後久保 vs イサク(元ソシエダ同僚)ギョケレス&イサクの二枚看板
ウズベキスタン vs ポルトガル6/24 02:00クサノフがロナウドを封じるか アジアの誇り
日本 vs チュニジア6/25 05:00堂安 vs スキリ フランクフルト同僚対決
フランス vs ノルウェー6/27 04:00エムバペ vs ハーランド 世代最高の一騎打ち
スペイン vs ウルグアイ6/27準々決勝級・最高の戦術的コントラスト
ポルトガル vs コロンビア6/28 08:30ロナウド vs ハメス 元レアル同僚の宿命対決
ヨルダン vs アルゼンチン6/28最後のメッシを目撃する

W杯2026が、始まる

48カ国・96試合のグループステージの中に、これほど「見る理由」が詰まった試合が並ぶのはW杯ならではだ。因縁も感情も歴史も、すべてがピッチの上で交差する。スコアだけではない何かを見るために画面の前に座る価値がある試合が、ここに揃っている。

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